2018/11/19[mon] update

yonige

バイト=経験値。
何にでも挑戦してみたらいい。

yonige
写真左から牛丸ありささん(Vo.&G.)、ごっきんさん(B.&Cho.)
「注目しているバンド」「カッコいいバンド」の筆頭に挙げられることも多い、大阪寝屋川発の2人組ガールズバンド「yonige(よにげ)」。メンバーの牛丸ありささんと、ごっきんさんが、笑いを交えてアルバイト経験を聞かせてくれた。

バイトを始めてすぐに、「辞めてくれ」!?

―バンドに興味を持ったきっかけは?
牛丸(敬称略・以下同) 小学6年生のころ、友達からチャットモンチーを教えてもらって、自宅でライブ映像を繰り返し観るようになりました。で、突発的にバンドがやりたくなって、親せきのオジさんにギターを買わせたんです。
―ん? 買わせた?
牛丸 趣味でバンドをやっている人だったので、ギターが欲しいとストレートに伝えたら買ってくれたんですよね(笑)。
―なるほど(笑)。ごっきんさんは?
ごっきん 昔からバンドをやりたいと思っていたけど、中学校には軽音楽部がなくて。妥協して吹奏楽部を選んで、高校は軽音楽部がある学校に進みました。
―ちなみに吹奏楽では何の楽器を?
ごっきん 自分の中ではクラリネットが一番イヤだと思っていて、最初はトランペットとかサックスとか、目立つ楽器を吹きたかったんです。ところが、マウスピーステストでメチャクチャ吹けてしまってそのままクラリネット担当に…。1年間吹いているうちに好きになったけど、次はバスクラリネットというデカい低音楽器の担当を同期5人の中から決めることになったんです。絶対イヤだと思っていたんだけど…本体を吹いたらメチャクチャ良い音が鳴って(苦笑)。なので、最終的にはバスクラリネット。
―ところで、初めてのバイトは?
牛丸 高校1年生の時に始めた居酒屋。高校生だから当然行ったこともないし、仕組みも分からなくてあたふたするばかりでした。バイト2日目に仕事がデキるベテランの先輩が辞めて、お店が忙しくなったんです。そうしたら、店長から「新人を育てる余裕がなくなったから辞めてくれ」と(笑)。なので、給料は数日分もらっただけで、あっという間に使い切っちゃった。
ごっきん スーパーの一角にお店を構えるたこ焼き屋が初バイトです。店長が大声を出すことこそ正義という考え方の持ち主で、呼び込みの声量がまぁデカい(笑)。隣の惣菜屋に私まで迷惑そうな顔をされて、半年くらいで辞めちゃいました。当時は高校の軽音楽部に入って、外でライブをやっていたから、給料はチケットのノルマ代に消えちゃったかな。

「絶対にココで働く」のスイッチオン!

―バンド結成の経緯は?
ごっきん ライブハウスを通じて、お互いの存在は何となく知っていました。高校卒業と同時に二人とも所属バンドが解散したので、じゃあ組んでみようかという軽いノリですね。
―当時はバイトを?
牛丸 私はフリーターだったので、いろんな職場を経験しました。例えばWi-Fiをセールスするコールセンターとか。契約が取れる人は何件も取れるんですけど、自分には向いていなくて3週間くらいで辞めちゃった…。
ごっきん 当時は短大に通っていて、バイト先は高校のころから続けていた居酒屋。人間関係がまっさらな状態から働きたいと思って、チェーン店のオープニングスタッフに応募したんですよね。面接で「高校生は働ける時間が短いから狭き門だよ」とか言われて、逆に絶対に受かってやるってスイッチが入ったことを覚えています。
―牛丸さんはごっきんさんのバイト先に行ったことはある?
牛丸 ごっきんがバイトをしてるからって理由では行ったことはないけど、個人的には利用してましたよ。
ごっきん え?ホント?
牛丸 確か先輩と行ったような…いや〜ウソかも(笑)。
ごっきん ウソかい!
―楽しかったバイトって?
牛丸 たこ焼き屋とラーメン屋を掛け持ちしていた時。どっちのお店も味がウマくてまかないが楽しみでした。ただ、社員にやけにイカツイ人が多くて、柄が悪そうなのにこんなにおいしいものが作れるのって不思議だなぁと思ってました(笑)。

バイトは振り返ると笑って話せるネタの宝庫

―バイトとバンドの両立はできた?
ごっきん 両立しなきゃ始まらないって感じでしたからね。
牛丸 バンドを職業にしたいって思ってたからあくまでも音楽が優先。上司から「休みすぎや!」と怒られても、そこは曲げなかったです。
ごっきん 当時は若さもあってか、牛丸がダントツにカッコいい、yonigeは絶対に売れるって異常な自信もありましたしね。
―バイトの良いところを読者に伝えるなら?
ごっきん 例えば、居酒屋ではモンスターみたいにお店を汚すお客さんが来たり(笑)、何度言ってもスプーンのしまい場所を覚えない同僚がいたり、大変なことも多かったです。だけど、今振り返ると笑って話せるネタを提供してくれる宝庫だったかな。
牛丸 そうそう。当時は何でバンドがやりたいのに、バイトしなきゃいけないのかって思うばかりでした。でも、結局のところ、後々になって経験値になっているし、実際バイトのことを歌詞にした「最近のこと」っていう曲もできました。何でも挑戦してみると、思わぬ良いことが待っているのかも。
―最後に新譜「HOUSE」の紹介を!
牛丸 日常の景色や家の中のような生活感に目を向けた楽曲に注目してください。
ごっきん バイト先にチャリで行っている人は、アルバム1曲目の「顔で虫が死ぬ」をぜひ聞いてみて!チャリの曲なので(笑)。

yonigeの思い出バイト

たこ焼き屋/牛丸ありささん
出汁の量とか焼き加減とか、ひっくり返すタイミングを覚えて、たこ焼きを上手に焼けるようになりました。
居酒屋/ごっきんさん
店長によっては食材を自由に使ってまかないを作ってもOKでした。明太クリームパスタとか、メニューにないものも作ったなぁ(笑)。

プロフィール

yonige
大阪寝屋川出身。2013年結成。牛丸ありさ(Vo.&G.)、ごっきん(B.&Cho.)の2人からなる日本語ロックバンド。10〜20代を中心に口コミとSNSで大きな支持を広げ、YouTubeでもMVの総再生回数が1,300万回を突破、同世代から大きな注目を集める。年間100本以上に上るライブを全国各地で行い、昨年は数々の大型フェスにも出演、度々入場規制になるなど、その勢いは止まらない。
オフィシャルサイト http://www.yonige.net/

インフォメーション

●最新リリース情報
「HOUSE」

■WPCL-12932 2,160円(税込)
約1年ぶりの新作となるミニアルバム。ミュージックビデオ公開中の「リボルバー」の他、au“三太郎シリーズ”「笑おう」篇TVCMソングとして大きな話題となった「笑おう」はアレンジを一新して再録!全7曲を収録!